社会人になってたくさんのことが変わって行く


今までどうしようもないくらい大切に思えていたことでさえ

ウェイトがどんどんと小さくなっていく


どんどん小さくなって指の隙間からこぼれ落ちそうになった時

こぼれ落ちていくことすら拒まなくなっている



新しく訪れてくるたくさんのことを

自分の中に受け入れるだけで精一杯で


立ち止まって考えることをしない


立ち止まって考える余裕も無い


今は走り続けるしかないのかもしれない



指の隙間から零れ落ちていくたくさんのことに目もくれず

ひたすら走り続けて良いのだろうか



もしかしたら握り続けていなくてはならない何かに

気付いていないかもしれない


今の私にできることは

ひたすら走り続けること


無我夢中に走っていれば

きっと

ステキな道に出られるはず